■あなたの会社、強くしてみせます!
『経営力UP連続セミナー』がスタート
先月号でご案内申し上げました通り、TFSグループ『経営力UPセミナーが、4月26日(木)よりスタートいたしました。
おかげさまで、第1回を盛会に終えさせていただくことができました。雨の中にもかかわりませず、ご出席いただきました多くの皆様、
本当に有難うございました。
あいにくご都合等によりご出席いただくことが叶わなかった皆様、
何かと心にかけていただいて、メールやお電話まで頂戴しました。
お心遣いに、心より御礼申し上げます。
■開会前から、名刺交換で盛り上がって…
当日は、18時前からご参集いただいた皆様もおいででして、18時過ぎくらいには、名刺交換でかなり盛り上がっておられました。
本来なら、私がお一人ずつご紹介をと思っておりましたが、その前からすでに名刺交換が始まっていて…大変恐縮しましたが、主催者として、ご参加者に横のつながりをもっていただけるのは、嬉しい限りです。
ご参加の皆様の自己紹介に続き、私のセミナー。
うなづいてくださったり、メモをとってくださったりする方も多く、
ご参加者皆様の姿勢に、私のほうが頭の下がる思いでした。
当日のテーマは、
『松下幸之助翁に学ぶ“経営の志”UPセミナー』
皆様の真剣な眼差しに引き込まれ、ついつい私の話も長くなってしまいましたが…。
セミナー後の懇親会も22時過ぎまで盛り上がり、セミナーはもとより、積極的な情報交換の場としてもご活用いただければ幸いです。
■5月24日(木)
『世界で初めてイチローをCM起用したトップ営業マンが語る、
営業力UPセミナー』ご期待ください!
次回、講師をおつとめいただきます若尾裕之先生にもご参加いただき、
翌日、このようなメールも頂戴しました。
『昨日はありがとうございました。松下幸之助翁に学ぶ「経営の志」UPのセミナーのお話はとても良かったです。経営の神様の250年先を見据えた考え方の凄さを再確認できました。今日から初心にかえり、不況でも前向きに、素直な心でやっていきたいと思いました。
来月のセミナーの件では精一杯、みなさんに満足いただける話をしたいと思いますので、よろしくお願い致します。』
皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。
また、今年9月には、上海・蘇州へ、来春には香港への現地視察ツアーも予定しております。
経営理念、営業力、販促力、資金調達力、海外市場調査力、助成金活用力、法律知識、事業計画書作成…等々、1年間を通じて、様々な観点から経営力を磨いていきます!
あなたの会社、強くしてみせます!
どうぞ今後とも、経営力UPセミナーにご理解・ご参加くださいますよう、重ねてご案内申し上げます。
■政府から、気になる発表が…
4月20日、内閣府、金融庁、中小企業庁の連名で、気になる政策が発表されました。
平成21年12月、亀井静香・金融担当大臣の肝いりでスタートした「中小企業金融円滑化法」。
これまで延長を繰り返してきましたが、平成25年3月31日の期限切れを見据えて、政府が“その日”に備えて、今から政策パッケージを出したのです。
(資料PDF:中小企業経営支援政策パッケージ(内閣府・金融庁・中小企業庁))
■緊急レポートが手元に
政策発表の翌々日、経営力UPセミナー・第4回の講師も務める、当グループ所属のフィナンシャルアドバイザーから、すぐに緊急レポートが届きました。
「金融円滑化法の終了が見える中で、体力の弱い企業が円滑化法措置の終了とともにバタバタといってしまう。
その結果として、倒産の連鎖により地域経済のさらなる悪化や、金融機関(特に比較的体力の弱い地銀や信金信組)の経営に甚大な影響を及ぼし、信用不安や貸し渋りの復活といった懸念を何としても回避したい。
これ以上の景気の腰折れ要因を速やかに排除したい。」
「その為には、中小企業(具体的には中小企業金融円滑化法により救われている企業)に対して、より具体的かつ直接的に、経営に立ち入って手を入れていくよう、金融機関に徹底して強い対応を求める。」
「リスケ(返済猶予や返済条件変更)までは行っていなくとも、経営状況に相当の問題を有している企業についても、円滑化法終了後に倒れてもらっては困るので、同じく金融機関による経営への介入を強化してもらいたい。」
「経営状況が改善せず、リスケを繰り返す企業などに対する指導の強化を、今までも金融機関に対してさんざん要請してきたが、一向に実効性が上がらない。今後は決して金融機関の自主性には任せない。」
政府の思惑、狙いは大凡このように読み取れる、との緊急レポート。
■今後、想定されることとして…
緊急レポートは続きます…
@リスケ先をはじめとして、徹底した経営への関与がなされるだろう。
⇒恐らくは、各都道府県の「中小企業再生支援協議会」の活用や金融機関からの人材派遣などを、半ば強制的に進められるものと思われる。
Aリスケまでは行っていないものの、経営状況の悪い企業に対しては、債務者区分や格付けについて従来以上に厳しく見られる。
⇒各金融機関に対して、政府(恐らく金融庁)が「出口戦略ヒヤリング」を行い、また「監督指針の改正」を行うとなっている。
よって、金融機関はこれに戦々恐々とする筈。
B各金融機関に対しては、政府が実質的ノルマのような形で、再生支援協議会活用企業の増強を命じてくる?
⇒本年度中に、再生支援協議会活用企業の数を従来の「10倍」(約3千社)にすると記載されている。
C当然ながら、中小企業金融円滑化法が存続している現段階から、今後新たなリスケの許容は厳しくなっていく。
■身構えるべき…
TFSグループとして、金融機関や中小企業等に対する政府のこのような姿勢に対しては、まさに“急を要する”ものとして、より体制を整備して参ります。
顧問先様はもとよりご相談をお受けするすべての皆様に対して、平成25年3月31日の中小企業金融円滑化法の期限切れに対して、「身構えるべき」ことのご指導を申し上げたいと、当グループとしても徹底して参ります。
来春までの1年間で、全社でその社内体制や心構えを構築していただきたい!
もちろん、私どもも全力でお手伝いさせていただきます。
特にリスケ先、ないしはその一歩手前の企業については、よほど合理的かつ実現性の高い、説得力のある内容の事業計画や戦略をまとめ、対金融機関との会話を進めていかなければ、前述の通り「再生支援協議会先」にされてしまいかねません。
詳しくは、7月26日開催の経営力UPセミナーにて、最新の動向も踏まえてお伝えしますので、どうぞご予定くださいませ。
平成24年(2012年)5月
TFSグループ 代表
TFS国際税理士法人 理事長
山 崎 泰
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