●政治とは「理想と現実をつなぐ夢の架け橋」

私は、政治とは「理想と現実をつなぐ夢の架け橋」であると思っています。
ですから政治家も本来、住民の生活を守りながら、夢を与え続ける存在でなければならないと思っています。
政治家は、決して「何かをしてくれる魔法使い」ではありません。国民、住民と一緒に努力し、自立を促しながらより良い社会づくりに導く存在でなければなりません。そう考えれば、Leaders of Japan『ニッポンを、地方から洗濯致し候』でご紹介した首長の皆さんの仕事ぶり、さらには生きざまというものが、いかに魅力的であるかがお分かり頂けることかと思います。

●これからは「選ばれる地域」の時代

　これからは、従来のように、ただ国の方針に沿って、全国一律で同じような街づくりが奨励される時代ではありません。
自分たちで財源を創り出し、その地域らしさを伸ばし、多くの人たちに住んでもらえる、また来てもらえる「選ばれる地域」にならなければなりません。
「地方の自立」が求められる時代は、すでに始まっているのです。
そのような時代に、どのようなリーダーを選ぶのかが、その地域の盛衰の鍵を握っているといっても決して過言ではないでしょう。つまり、選ぶ側の責任が、さらに重要度を増しているということです。

● Leaders of Japan『ニッポンを、地方から洗濯致し候』が、「選ばれる地域」への道筋を示したい


　全国各地で闘う首長たちのアイディアと行動力を取材したLeaders of Japan『ニッポンを、地方から洗濯致し候』が、全国の地方自治体の首長、そして多くの国民、住民の皆さんに、「自分たちの地域を良くするためにはどうすればいいか」を考えるきっかけとなり、また何らかの道筋を示すことになるのであれば、望外の喜びです。