2010年10月


『ビジネス・パートナー型』会計事務所活用読本

 

 ●「ビジネス・パートナー型の未来会計事務所」の視点から

 『あなたの会社、強くしてみせます!』の内容を、少しだけ綴らせて頂きます。
 『あなたの会社、強くしてみせます!』では、「未来会計」を志向している私どもの会計事務所グループの視点から、関与先様にどのようなサービスを提供できるかを検証してみることも、一つの目的としています。
 私どもは、従来の税務会計業務にとどまらず、短期・中長期事業計画作成業務、資金調達コンサルティング業務、企画広報業務、さらにはマーケティング業務などにも高い専門性を有する「ビジネス・パートナー型の未来会計事務所」を目指しています。
 グループ構成としては、税理士法人を中心に、行政書士法人、社会保険労務士事務所はじめ、FP(フィナンシャル・プランナー)、宅地建物取引責任者などをも擁し、総合的な「ワンストップ・サービス」(一カ所ですべての問題解決が可能になるサービス)を提供している点が特徴です。近々、銀行代理業申請も行う予定にしています。
 私どもにご相談にご来所頂ければ、専門性を有する充実したスタッフが一同に会して、関与先様の会社経営に関するすべての問題点を総合的にワンストップで解決に導くことができる――そんな視点で組織を構成しています。

●3階建てのオフィスになぞらえてみると

 「ビジネス・パートナー型」を、3階建てのオフィスになぞらえて示してみると、このような感じです。
 1階は、「税務会計業務」部門。従来の、税務会計部門です。
 2階は、フィナンシャル・サービス(資金調達)をはじめとした「会計プラスαの業務」部門。会計事務所なら、あえて専門スタッフを置かなくても対応できる部門です。
 3階は、マーケティングや広報戦略・販促ツール作成等々、ソフトも含めたより経営意思決定に関わる「経営戦略」部門です。従来の会計事務所の範疇ではとても対応できません。
 会社設立時には「行政書士」部門、様々な助成金申請・雇用関係等には「社会保険労務士」部門が、いわば横のスタッフとして加わり、3階建ての母屋を支えます。

●売上を伸ばすための『視点』は提供できる

 今の企業は、少なくとも2階部分までのサービスは、会計事務所に求めておられるのではないでしょうか。私の実感から言えば、そういう方々もできれば3階部分のサービスまでを提供してほしいと考えているように思います。一度相談に足を踏み込んだ同じビル内で相談事が済めば、情報も共有しているし、何度も説明しなくても良いし、と考えておられる方は少なくないように思うのです。
もちろん、具体的にどのように売上を伸ばしていくかと明確な答えは、本来の会計事務所の仕事の範疇ではありません。しかしながら、売上を伸ばすための視点は提供できるのです。この視点を見つけさえすれば、自力で解決できてしまう問題も少なくないのです。
 以上のような点が当グループの特徴であり、他の会計事務所との大きな違いだと考えています。