■「ミラサポ」って?
「ミラサポ」って、ご存じですか?
「ミラサポ 未来の企業★応援サイト」は、中小企業庁の委託事業として、中小企業・小規模事業者の未来をサポートするサイトです。
ミ「みんなが」⇒日本の99%を占める中小企業・小規模事業者430万社が
ラ「らくらく」⇒【ホームページ】はわかりやすく、【コミュニティ】に入りやすく、【スマホやタブレット】でも見やすく
サ「参加できる」⇒あなた中心のビジネスが広がり
ポ「ポータル」⇒ビジネスをしたい人があるポータルサイト
まさに、「みんなが、らくらく、参加できる、ポータルサイト」というのが、キャッチフレーズです!
■補助金・助成金情報に注目!
「ミラサポ」のなかでも、特に注目を集めているのが、中小企業庁等から発信される補助金・助成金などに関する情報。
国や公的機関の支援施策別メニューとして、補助金・助成金に関するコーナーがあります。
一部の補助金・助成金については、ミラサポのサイトのなかに、電子申請を行うことができる機能がついているものもあるくらいで・・・とても便利。
ちなみに、平成25年度補正予算と平成26年度予算成立を受けて、平成26年4月25日時点で入札・公募されている補助金・助成金等一覧表をご覧ください。(詳細はこちら。右図からもリンクできます)
初めて聞いた・・・
もっと早く知っていれば・・・
さっそく、相談してみようか・・・
かなり、たくさんのバラエティーに富んだ補助金・助成金メニュー・・・皆様それぞれに様々なご感想をお持ちだと思います。
豊富な補助金・助成金メニューが用意されているのは、中小企業の抱える様々な問題(例えば、商品開発・設備投資・海外進出・新規需要創出・新規雇用創出・イノベーション等)を、テーマごとの補助金等を通じて、解決を後押しして、ひいては国の景気回復・経済成長につなげていこう!!という趣旨からです。
実際に「ミラサポ」のHPをのぞいてみると、アクセス数の多い補助金として・・・こんな補助金の説明が載っています。
■「ものづくり補助金」
【目的】
ものづくり・商業・サービスの分野で環境等の成長分野へ参入するなど、革新的な取組にチャレンジする中小企業・小規模事業者に対し、試作品・新サービス開発、設備投資等を支援。
【対象者の詳細】
【ものづくり技術】
(1)わが国製造業の競争力を支える「中小ものづくり高度化法」
11分野の技術を活用した事業であること。
<ものづくり高度化法について>
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2014/0210Kiban_Shishin.htm
(2)どのように他社と差別化し競争力を強化するかを明記した事業計画を作り、
その実効性について認定支援機関の確認を受けていること。
【革新的サービス】
(1)革新的な役務提供等を行う、3〜5年の事業計画で「付加価値額」年率3%
及び「経常利益」年率1%の向上を達成する計画であること。
(2)どのように他社と差別化し競争力を強化するかを明記した事業計画を作り、
その実効性について認定支援機関の確認を受けていること
【支援内容・支援規模】
・対象経費
原材料費、機械装置費、試作品・新サービス開発にかかる経費(人件費含む)など。
・補助上限額
成長分野型:1,500万円
一 般 型:1,000万円
小規模事業者型:700万円
・補助率
3分の2
【募集期間】
1次公募:平成26年2月17日(月)〜5月14日(水)
■「創業補助金」
【目的】
新たに創業(第二創業を含む)を行う者に対して、創業等に要する経費の一部を補助することで、新たな需要や雇用の創出等を促し、我が国経済を活性化させること。
【対象者の詳細】
創業を行う個人、中小企業・小規模事業者 等
- 認定支援機関たる金融機関または金融機関と連携した認定支援機関に、事業計画の実効性等が確認されていること。
- 平成25年3月23日(平成24年度補正予算で措置した創業促進補助金の第1回公募開始日の翌日)以降に個人開業又は会社・企業組合・協業組合・特定非営利活動法人の設立を行った者。
- 第二創業は、事業承継により後継者が業態展開や新事業・新分野に進出する場合が対象
【支援内容・支援規模】
・対象経費
店舗借入費、設備費、人件費、マーケティング調査費、広報費、旅費、謝金等
・ 補助上限額
200万円
・ 補助率
3分の2
【募集期間】
平成26年2月28日(金)〜6月30日(月)
■例えば「創業補助金」・・・審査のポイント、そっと??お伝えします
例えば、「創業補助金」に関していえば、右のような流れになります。
(詳細はこちら。右図からもリンクできます)
当社は、右図でいう「金融機関と連携した認定支援機関」ということもあり、予算が成立する年度代わり前後には、補助金に関する相談が数多く寄せられます。
そんなとき、決まってご質問いただくのが、どこがポイントなのか?という点。
そこで、一例として「創業補助金」に関する審査のポイントをお伝えしてみると・・・
- 事業の独創性
技術やノウハウ、アイディアに基づき、対象とする顧客や市場にとって、新たな価値を生み出す商品、サービスなどを自ら編み出しているか?
- 事業の実現可能性
商品・サービスのコンセプト、実現までの手法やプロセスが明確か?
事業実施に必要な人員確保の目途は立っているか?
販売先等の事業パートナーは明確になっているか?
- 事業の収益性
ターゲットとする顧客や市場が明確で、商品、サービス、提供方法に対するにニーズを的確に捉えているか?
事業全体の収益性の見通しについて、妥当性と信頼性があるか?
- 事業の継続性
予定していた販売先が確保できないなど、計画通りに進まない場合であっても、事業が継続されるような対応が考えらえているか?
事業実施内容と実施スケジュールが、明確になっているか?
売上・利益計画に妥当性・信頼性があるか?
- 資金調達の見込み
金融機関など外部からの資金調達が十分に見込めるか?
- 認定支援機関による支援の確実性
認定支援機関による事業計画の策定支援が、適切になされるか?
補助事業の適切な実施を含む、認定支援機関による実施期間中の支援は?
認定支援機関による、補助事業終了後のフォローアップが十分期待できるか?
■補助金・助成金への積極的なチャレンジも、会社を強くすることに・・・
企業が事業を展開していくに際しては・・・
企業の使命・個々の事業の課題を明確にし、
対象となる顧客層、市場を定めて、
差別化戦略を立案して、競争優位性を高め、
収益性の高い事業を、しっかりと継続していくこと、
企業が強くなっていくためには、欠かせないハードル!です。
補助金・助成金、金融機関からの資金調達・・・いずれであっても、外部から資金調達をするということは、資金を入れるハードルをクリアできるかどうか、外部からの厳しい目で、判断されることにも外なりません。
上場会社は、市場の数多くの株主から、日々、厳しい目で判断され続けているからこそ、より強くなっていくともいえるのです。
その意味でも、補助金・助成金に積極的にチャレンジしていくのも、会社を強くすることにつながっていくようにも思います。
認定支援機関として、頑張る中小企業を日々ご支援しながら、
そんなことを感じています。
平成26年(2014年)5月
JSKグループ 共同代表
TFS国際税理士法人 理事長
山 崎 泰
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